2020年東京五輪・パラリンピックでの選手、観客の暑さ対策について、関係省庁などで構成される連絡会議は2日、競技会場での対策や熱中症などに関する救急医療体制の整備や情報発信などを柱とする中間まとめを策定した。 競技会場での対策にはマラソンコースの沿道なども含まれ、道路緑化による温度上昇抑制などに取り組む。大会期間中に急増すると予想される熱中症に関しては、外国人に予防法などを発信する。局地豪雨を含む気象予報の精度向上などの技術開発も盛り込まれた。 8月28日の関係閣僚会議で決定した新国立競技場の整備計画では、コスト削減のため、冷房装置の設置が見送られた。遠藤五輪相は連絡会議で「観客のみなさんに(競技会場での)冷却グッズの提供を検討するなど、しっかり取り組んでいきたい」と語った。