スターフライヤー(北九州市)から業務支援を受け、航空事業への参画を目指す「リンク」(福岡市)は16日、福岡、北九州空港発着の短距離路線への2014年3月の就航を柱とする航空運送事業の許可申請を国土交通省に提出したと発表した。 申請は12日付。計画では福岡―宮崎(1日5往復程度)と福岡―松山(3往復程度)、北九州―松山(2往復程度)の3路線に就航する。機体は、仏・ATR社製のプロペラ機「ATR72―600」(68席)を使用。当初は2機、約1か月後には3機体制とする。福岡―宮崎の増便や、北九州―宮崎就航も視野に入れる。 北九州発着の松山、宮崎線の定期便を運航している航空会社は現時点ではない一方、福岡発着の宮崎、松山線は他社との競争が激しくなりそうだ。運賃はいずれも未定。リンクは「需要は掘り起こせる。安価な運賃と、乗り心地の良さで存在感を発揮したい」(広報担当者)としている。