米国とカナダのミサイル防衛などを担う北米航空宇宙防衛司令部(NORAD、米コロラド州)がクリスマスの「サンタ追跡」を始めて今年で60年になる。電話やネットで世界中の子どもたちにサンタクロースがいまどこにいるかを伝えてきた。きっかけはある子どもの間違い電話だった。 サンタ追跡は米国時間で12月24日の1日限定。インターネットのサイト(www.noradsanta.org)を開くと、クリスマスの曲と共に3Dの地図が開き、トナカイに引かれたサンタが空中を駆け世界各地をめぐる様子が映し出される。画面には「最後に目撃された場所 トルコ・アンタルヤ、次の目的地シリア・アレッポまであと1分55秒、届けたプレゼント 27億4500万個」などと表示され、リアルタイムに数字が更新される。プレゼントを届けた町には印が付く。すでに日本も札幌や広島を訪れた。 NORADなどによると、この「サンタ追跡」のきっかけは、