多くのバイクがハンドルの右側に装備している、主に目立つ赤色の「キルスイッチ」は、どことなく緊急ボタンのようで、非常時しか使ってはいけない雰囲気ですが……そもそも何のためにあるのでしょうか。 元はレース用の装備 ハンドル右側のスイッチボックスに備わる、主に赤色の「キルスイッチ」は、小排気量のコミューターを除けば、スポーツバイクならジャンルを問わず装備しています。正式には「エンジンストップスイッチ」と呼び、“右回転に「×」印のマーク”の方に押すとエンジンが停止します。ちなみにこのマークは世界共通です。 とはいえバイクにはイグニッションキー(メインキー)があり、キーをOFFの位置に回せばエンジンは停まります。それなのになぜ、別途キルスイッチを装備しているのでしょうか? じつは、元々レーシングマシンのための装備です。昔のレース用のバイクはバッテリーを積んでおらず、エンジンが回す発電機の電気だけで走
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