2月11日は「建国記念の日」だが、「建国記念日」ではない。 この「の」は、どこから来たのか。この祝日を制定した佐藤栄作内閣の国会答弁などを紐解きながら、背景を調べてみた。【吉川慧 / BuzzFeed Japan】 ------ いまは「建国記念の日」である2月11日は戦前、「紀元節」と呼ばれていた。 由来は『日本書紀』に基づく初代天皇・神武天皇の即位日だ。これを太陽暦に換算すると、紀元前660年2月11日にあたる。明治政府はこの日を「紀元」(建国の日)として、祝日にすると定めた。 戦後、紀元節は姿を消す。天皇の神格化に関係する祝日としてGHQ(連合国軍総司令部)の意向で廃止された。 1950年代に入ると紀元節を「建国記念日」として復活を目指す動きが高まった。 だが、紀元節の根拠となった『日本書紀』の内容が、史実であるという確証はない。 神武天皇が即位したとされる時代、日本は縄文時代の末期
![「建国記念の日」は、なぜ「建国記念日」ではないのか(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c1939f7d8b06ebe3c4fb16666305b6fc646f3103/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20190211-00010003-bfj-000-view.jpg)