「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」はゲームを遊ばない人にとってもなじみのある存在だ。先日、東京国際映画祭で「ピクミン」をもとにしたショート作品が上映された。僕は子供の頃からこれらの作品群にずいぶんとお世話になったが、今回はそれらを生み出した宮本茂さんにお話を伺う事ができた。 ゲームクリエイターになったきっかけは? 僕の子供の頃にはゲームはなかったんですね。ゲームがない中で僕はマンガ家になりたいとずっと思っていたんですね。でもすごい敵が多いので、コミックライターを諦めたんですよ。 次に工業デザイナーを目指して、オモチャを作る任天堂に入った時に、ビデオゲームの技術と出会い、面白そうなので作ってみると、けっこうマンガを描くのに近い感覚でした。この分野ならライバルがいないので、やれるかもしれないなって始めたのがゲーム作りです。 いままでいろんなゲームを作られましたが、アイデアはどんどん