PostgreSQL Advent Calendar 2012(全部俺)のDay 7です。 Day 1のエントリにも少し出てきましたが、PostgreSQLを始めとするRDBMSは、共有バッファ(データベースバッファと呼ばれることもある)にデータを一時的に保持して、ディスクI/Oを削減することでパフォーマンスの向上を実現しています。 普段はなかなか窺い知ることのできない共有バッファの内容ですが、今回はそのPostgreSQLの共有バッファの中身を見てみることにします。 ■PostgreSQLの共有バッファ PostgreSQLの共有バッファの簡単な解説については、改めて以下のスライドを見ていただければと思います。 PostgreSQLのテーブルやインデックスファイルは、8kBのブロック単位で構成されており、SQLの処理の時に実際に必要とされるブロックだけを読み込むことによって、共有バッファ