はじめに GeoTIFFとはTIFFに地理座標を埋め込んだファイルフォーマットです。 さらにGeoTIFFをHTTP Rangeリクエストに対応させたものをCloud Optimized GeoTIFF (COG)と呼び、衛星データのフォーマットとして近頃利用されています(COGについて日本語でもう少し詳しく知りたい人はこちらをどうぞ)。 ファイル全体を利用したい人にとってCOGの恩恵はありません[1]が、ファイルのうち欲しいデータは一部分だけというようなケースではレスポンスが速くとてもメリットが大きいです。 gdallocationinfoを利用して1点の値を取得する例[2] 投影されているgeotiffであればこのコマンドは実行可能 gdallocationinfo /vsicurl/https://s3-us-west-2.amazonaws.com/planet-disaster-