今、あなたは探しものをしている。行き先は図書館だ。 図書館でまず向かうのはどこか? レファレンス・カウンター? それもある。 しかし、毎回、厄介な事案を持ちこんでくるあなたは、すっかり顔馴染みになったレファレンス係に軽く会釈をして、そのまま参考図書のコーナーへ向かう。 出来事を追って、新聞や雑誌の記事を、あるいは海外の論文を探すなら、データベースを使うために、館内のパソコンに向かっていただろう。 まったく未見の分野なら、ネットやCDROM版の百科事典(かならず複数)をチェックする。 共通する記述(これが調査の前提、そして到達度を計るベンチマークになる)と相違する記述(突き合せ、比較し「違い」を見つけることから調査は始まる)に印をつけ、キーワードになりそうなものにマーキングしたものをプリントアウトして図書館へ持参する。 必要なら、さらに『日本語大事典』や『国史大事典』、関連分野の専門事典など
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