西伊豆町一色の仁科川の支流「川金川」で7人が獣害防止の電気柵に感電した事故で、電気柵を設置した男性が、住居の漏電遮断器が作動することによる停電を避けるため、農機具小屋に変圧器を設置していた可能性のあることが24日、関係者への取材で分かった。事故当時、住居の漏電遮断器は作動していなかったという。下田署は作動していれば事故の深刻化が防げた可能性があるとみている。 【写真】事故現場を心配そうに見守る地域住民ら 関係者によると、男性が使用した変圧器は「絶縁トランス」と呼ばれる種類の器具だった。事故直後に現場を調査した経済産業省によると、農機具小屋にあった変圧器は旧式のタイプで、縦20センチ、横15センチ、高さ20センチ程度の直方体だった。 絶縁トランスは通常、病院の集中治療室(ICU)や手術室などの「医療用コンセント」に利用され、配電盤の漏電遮断器による一斉停電を回避している。 男性の親族は
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