構造体変数とメンバ ここでは、ポインタと同じくらい重要な要素である構造体をやりましょう 構造体 (structure) は、データの集合体を一つの変数で共有するような形になります 配列は、一つの変数名に複数のデータを代入できましたが、それは全て同じ型である必要がありました 構造体は複数の型の関連する変数を「集合」として扱えます 通常は、一つの構造体が保有するデータは論理的な関連性のあるものです もちろん強制はされませんが、設計論として関係のないデータを ひとつの構造体としてまとめるのは、プログラムとして欠陥と考えられます 例えば、四角形の座標を表す情報は4つの数値から成り立つと考えられます 4つの数値は、四角形の左上と右下の座標などを格納します 4つの数値は物理的な関連はありませんが、論理的には「4つで1つ」です そこで、これらを構造体として一括して考えるのです 四角形の情報は、左上の座標
15-4.構造体と関数 「第11章 関数」では、「11-2. 関数間のデータ授受の方法」と「11-3. 関数の戻り値を返す方法」で 関数どうしのデータのやり取りについて説明しましたが、構造体も関数の引数や戻り値に指定して関数間で受け渡すことができます。 (1)関数に構造体を渡す 構造体も通常の変数のように「値渡し」と「アドレス渡し」の2つの方法で引数に指定することができます。 【1.値渡し】 引数の独立性が保たれ安全なプログラムになりますが、対象となる構造体の内容をすべてコピーするため、大きな構造体では無駄な時間が多くなります。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く