構造体変数とメンバ ここでは、ポインタと同じくらい重要な要素である構造体をやりましょう 構造体 (structure) は、データの集合体を一つの変数で共有するような形になります 配列は、一つの変数名に複数のデータを代入できましたが、それは全て同じ型である必要がありました 構造体は複数の型の関連する変数を「集合」として扱えます 通常は、一つの構造体が保有するデータは論理的な関連性のあるものです もちろん強制はされませんが、設計論として関係のないデータを ひとつの構造体としてまとめるのは、プログラムとして欠陥と考えられます 例えば、四角形の座標を表す情報は4つの数値から成り立つと考えられます 4つの数値は、四角形の左上と右下の座標などを格納します 4つの数値は物理的な関連はありませんが、論理的には「4つで1つ」です そこで、これらを構造体として一括して考えるのです 四角形の情報は、左上の座標