(CNN) 米陸軍は9日までに、イスラエルが2011年以降、実戦に投入している対空防衛システム「アイアンドーム」の導入を計画していることを明らかにした。 同システムは当初、イスラエルの軍事関連技術企業「ラファエル」が開発に当たっていたが、米国がその後、資金援助に踏み切った経緯がある。 アイアンドームは飛来するロケット弾を捕捉(ほそく)し、迎撃ミサイルを発射して空中で破壊する能力を持つ。発射装置には標的をとらえる発射制御レーダーが備えられ、携行型もある。装置の移動も可能で数時間内に据え付けることが出来る。 米陸軍は声明で、広範囲な間接的な火力の脅威や空中からの脅威から米軍兵士を守ることが可能なシステムとして有効なのかどうかの性能評価や実験を実施すると述べた。 また、イスラエル空軍が運用するアイアンドームは実戦で効果を立証しているとしながらも、米陸軍は長期的な間接火力防御能力の多様な選択肢を分
【テルアビブ=坂本一之】イスラエルの対空防衛システム「アイアンドーム(Iron Dome)」の指揮統制システムを開発した同国のIT企業「エムプレスト」が日本への事業進出に向けて準備を進めていることが11日、分かった。同社幹部が明らかにした。2019年にも進出したい考えで、防衛分野で培ったノウハウを生かして電力設備の効率化やスマートシティー(環境配慮型都市)などでのシステム受注を目指す。 同社が開発したロケット弾攻撃を想定したアイアンドームのシステムでは、センサーが感知した飛来物体のデータを集約。その中からロケットを認識して着弾点を推測し、地対空ミサイルを発射して撃ち落とす機能などを持つ。 同社はこうした技術を活用し、電力関連設備の最適な運用による省エネ化や、農業分野では灌漑(かんがい)などの効率化を図るシステムなどを開発している。 日本での事業進出に関しては日本企業との共同事業を想定してい
これまでイスラエルは、中東和平問題などでもめている隣のパレスチナなどと事あるごとに衝突してきた。そんな時はミサイルがイスラエルに飛来することになる。 そうして常に敵のミサイル攻撃による脅威にさらされているイスラエルだが、イスラエル軍は国民を守るために世界的にも名高いミサイル防衛システムを配備している。そう、「アイアンドーム」である。 アイアンドームは直訳すると「ドーム型の鉄の天井」ということになるが、その名が示す通り、イスラエル上空にレーダー網を敷き、国外からのミサイルを迎撃して破壊する防衛システムだ。その迎撃成功率たるや、イスラエルによれば、85~92%にも達するという。 先日、このアイアンドームのコマンド制御システムを開発したイスラエル企業「mPrest(エンプレスト)」の創設者でCEOのナタン・バラク氏と話をする機会があった。バラク氏は今、このアイアンドームを支える同社のスキルを、世
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