北朝鮮関与察知、シリア核施設破壊 「与えられた時間は数日だった。資料を夜通し読み、(シリアで極秘に建設されている)その施設は北朝鮮北西部・寧辺(ニョンビョン)にあるのと同種の原子炉だと首相に答申した」。イスラエル首相直轄の「国家安全保障会議」元議長、アミドロル氏が振り返る。2007年夏、オルメルト・イスラエル首相は諜報(ちょうほう)機関が収集した写真や分析を検討。アミドロル氏を筆頭とする元軍幹部ら4人に諮問し、核施設の存在を確信したという。 シリアのアサド大統領は00年ごろから北朝鮮に接近。朝鮮労働党指導部メンバーがシリアを訪ね、核技術の売却を協議したとされる。イスラエルは03年、衛星写真でシリア東部デリゾールにある不審な建造物を確認。アサド氏は情報のオンライン管理を回避し、文書をバイクで運ぶなどローテク情報管理を徹底していたため、「04~05年ごろ、北朝鮮の約300人がいるのを確認したが
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