ネタニヤフ首相がラテンアメリカへの訪問を9月11日から開始した。イスラエルの現役首相がラテンアメリカを訪問するのはイスラエル建国以来初めてである。訪問先はアルゼンチン、コロンビア、メキシコの3か国。この3か国はイスラエルにとってそれぞれ重要な国である。 メキシコはラテンアメリカの中でイスラエルと最大の取引国、コロンビアはイスラエルと軍事関係で深い関係にある、アルゼンチンはラテンアメリカでユダヤ人がもっとも多く住んでいる国である。 メキシコとコロンビアは太平洋同盟を形成し、アルゼンチンはメルコスルでブラジルと並んでリーダー国であるということから、今回の訪問目的は貿易取引の拡大を図ることが主目的なのは当然だ。が、もう一つ、ネタニヤフ首相には狙いがある。それは、パレスチナ問題に絡んでパレスチナを国連で支持する国が増えていることへの抑制と、ラテンアメリカで次第に影響力を高めているイランを牽制するた
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