イスラエルのルツ・カハノフ駐日大使が28日、外交官の杉原千畝氏が発給したビザで迫害を逃れたユダヤ人難民に関する資料を展示している「人道の港敦賀ムゼウム」(敦賀市金ケ崎町)を視察した。イスラエル大使の同市訪問は平成25年5月以来。 視察に同行したヨナタン・レベル一等書記官が同市立気比中学校で生徒たちと交流する機会があり、それに合わせてカハノフ大使も同市を訪問。渕上隆信市長の案内で視察し、地元の少年が難民にリンゴを渡したほか、銭湯が無料開放された当時のエピソードが紹介された。カハノフ大使は、1人の命を救うことは全世界を救うというイスラエルのことわざをメッセージに記した。 視察後、カハノフ大使は「敦賀の人たちは難民が生き延びるため門戸を開いた。杉原氏と敦賀は決して忘れることはない。祖国の人たちにいつまでも敦賀の話を語り継いでいきたい」と話した。
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