経済産業省は、波力や海流などの海洋エネルギーで発電する「海洋発電所」の実現に向け、実証実験などに必要な金額を2011年度予算の概算要求に盛り込む方針であることが8月25日に明らかとなった。要求額は10億円程度になるとみられる。 四方を海に囲まれた日本は海洋エネルギーに恵まれ、海洋発電所が実現すれば原子力発電所数十基分に相当する3千~5千万kWhの安定した発電が可能とされる。風力や太陽光などと並び、自然エネルギーの一翼を担うものと期待されている。 予算が認められた場合、経産省は来年度以降、発電に適した地域の選定を行い、産業界や大学などから公募を募った上で既存技術による実証実験、ならびに発電コストを下げるための研究を実施する予定だ。(斉藤円華) 経済産業省 ウェブサイト
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