イスラエルで日本食の人気が高まっている。日本からの観光客は欧米などの観光地に比べて少ないが、すしや天ぷら、ラーメンなど日本の味が庶民にも親しまれている。 在テルアビブ日本大使館などによると、「Sushi bar(スシバー)」と呼ばれるカジュアルな店舗を含めて日本食レストランがイスラエルには400店ほどある。その多くは商都で観光客向けホテルも集まるテルアビブにあるという。 スシバーでは1人前(6~8貫)が1500~2000円程度で味わえる。メニューにはカリフォルニアロールのようなものも多い。レストランでは、テリヤキソースやチリソースを使った味付けも多く、伝統的な日本の味付けと、イスラエル・スタイルが混在している。 テルアビブ市民の一人は「おしゃれな雰囲気の店も多く、家族や恋人とも日本食を楽しむ」と話す。 ただ、宗教上の理由から牛肉は血抜きが必要で、カニやエビも出せないことから本格的な日本料理