三菱樹脂株式会社(本社:東京都中央区 社長:吉田 宏)は、フレキシブル太陽電池に不可欠となる10−4(g/m2・日)レベルの水蒸気バリア性能を有するフロントシートを今般開発するとともに、商業生産レベルの供給体制を確立しました。既にグローバルソーラーエナジー社(米国アリゾナ州)のCIGS系フレキシブル太陽電池のフロントシートとして採用されており、2012年から本格供給を開始します。 太陽電池市場は、2015年までに結晶シリコン型を中心に40〜50ギガワット(GW)まで拡大することが予想されています。その内、軽量で施工が容易なフレキシブル太陽電池は、2012年から市場が本格的に立ち上がり、2015年までには全体の5%まで市場が拡大する見込みです。特にCIGS系などの化合物半導体系フレキシブル太陽電池は、材料コストが比較的安価であることに加え、変換効率(現在は約13%)のさらなる向上が見込まれて