ツール・ド・フランスの難所、標高2115mのツールマレー峠を眼下にする宿泊施設に泊まった。130年の歴史を誇るピック・デュ・ミディ天文台で、針のような大岸壁のピークに建造された石造りの研究施設だ。標高はなんと2877m。 ツールマレーのベースキャンプとなるラ・モンジーの集落からテレキャビン(ロープウェイ)を2つ乗り継いでいく。ツール・ド・フランスが通る町なので下手なところに駐車しておくとレッカー移動されるので、オフィス・デュ・ツーリズムを訪ねて駐車位置を確認。「天文台の宿泊予約をしてあるのなら直接行けばいい」とのことなので、まずはテレキャビン乗り場へ。 「ニュイ・オ・ソメ=頂上の夜」という窓口があったので、ベルを押して名前を告げるとネックストラップとIDカードを渡され、たどたどしい日本語で「楽しんできてください」と言われた。かなりゾクゾクするテレキャビンで頂上に到着すると、同乗したオペレー