2010年7月、登録者数5億人を達成した翌月に、位置情報を利用した新サービス「Places」を発表した。スマートフォンや携帯電話端末のGPSを使った“チェックイン”機能を使って、相手に自分の居場所を共有することで、交流を深め、SNS利用の幅を広げることが目的だ。その日本語版となる「スポット」は9月に公開された。 チェックイン機能を使ったサービスは、「Foursquare」や「Gowalla」といった多くのベンチャーがすでに参入し、日本でもiPhoneやTwitter利用者などから火がつき人気がある。位置情報サービスは、将来有望な新分野の1つであり広告収益も見込める。Facebookの創業者兼CEOのMark Zuckerberg氏は2010年、IPOについての質問に対して、「焦ってはいないが、最終的にはその方向に進むだろう」といった見解を述べている」(THE WALL STREET JOU