あなたは毎年、「おせち」を食するだろうか? 今やおせちは、百貨店やスーパー・コンビニでも販売し、その形も和食に限らず、中華・フレンチなど様々に形を変えているものも多い。 贅沢な方は料亭、旅館・ホテルなどでいただく方もいることだろう。 しかし、おせちもいいけどカレーもね。というCMが存在するように、正月に「おせち」を頂かないという方も少なくないだろう。 お正月の過ごし方は多種多様であるが、初詣に出向いて祈願をするならば、おせちも同様にとらえてみてはどうだろう。 あらためて「おせち料理」に込められた意味を確認してみよう。 おせちの由来 「おせち」は、漢字では「御節」と書き、季節の変わり目(節日)に、「神様に供える料理」である【御節供(おせちく)】が語源とされる。 「御節供」は、奈良時代から平安時代にかけて、宮中行事の節句を祝う「節会:せちえ」という宴の料理の1つであった。 節句には、今で言う「