プロ野球でも積極的にデータを活用する球団が増えてきた。 なかでも、トラックマンという言葉を聞いたことがある人もけっこう多いのではないだろうか。 トラックマンとは、デンマークのTRACKMAN社が開発した弾道測定機器のこと。 軍事用レーダー式の弾丸追尾システムを応用した製品で、専用のレーダーによってボールをトラッキング(追尾)することができる。 特にゴルフで活用されていたトラックマンだが、日本プロ野球でも導入している球団が増えてきており、よく名前を聞くようになった。 トラックマンでは、ボールをトラッキングし、あらゆるデータを取得できる。 例えば、投球データの場合は、リリースポイントの位置・球速・回転数(回転速度)・ボールの変化の大きさ・ホームベース到達時のボールの位置など。打撃データの場合は、打球の速度・角度・飛距離などだ。 実際には40データほど計測できるといい、各球団はこういったデータを