第1セットが終了すると、女子プロテニス(WTA)のカロリナ・プリスコバ選手のコーチがiPadを手にしてコート内に入り、第1セットのデータを彼女に見せて第2セットに向けての戦略を確認した――。 東レ・パン・パシフィックオープン決勝の第1セット終了後、カロリナ・プリスコバ選手のコーチ(父親)がiPadを持ち込んでオンコートコーチングしている様子。大坂選手のサーブのデータを見せている(写真:SAP提供の動画の1シーン) テニスの四大大会の一つである全米オープンを優勝するという、日本人初の快挙を成し遂げた大坂なおみ選手。彼女は2018年9月23日、凱旋試合となる東レ・パン・パシフィックオープン(東京都立川市のアリーナ立川立飛)で見事決勝まで勝ち進み、満員の聴衆の後押しを受けていた。 この日の対戦相手は、元世界ランキング1位のチェコのプリスコバ選手。今年は別の大会で大坂選手が勝っており、それまでの勝
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