同性愛者であることを公にしていたルクセンブルクの首相が男性のパートナーと結婚し、同性どうしの結婚を法律で認める動きが広がるヨーロッパで象徴的な出来事として受け止められています。 ベッテル首相はかねてから同性愛者であることを公にしており、これまでも公式の行事にたびたびデストネさんと出席していました。ベッテル首相は2013年の選挙で34年ぶりに政権交代を果たしてからはさまざまな社会制度の改革を掲げ、ことし1月には同性どうしのカップルの結婚を認める法律が導入されました。 現職の首脳が同性と結婚するのは、2010年にアイスランドの当時の首相が女性のパートナーと結婚したのに次いで2例目です。ヨーロッパでは同性婚を法律で認める国が増え、現在その数は13か国に上っていて、今回のルクセンブルクの現職首相の結婚は、こうした動きを象徴する出来事として受け止められています。