【ドーハ=森本利優】 Jリーグのナビスコ杯を原則23歳以下の大会に改めるという日本サッカー協会・犬飼基昭会長の改革案にJリーグの鬼武健二チェアマンが18日、反対の立場を鮮明にしたことに対し、犬飼会長は同日(日本時間19日未明)、W杯アジア最終予選視察のため滞在中のドーハで強い不快感を示した。 犬飼会長は鬼武チェアマンの「JリーグのことはJリーグで決める」との発言に憤慨。「本当にそう言ったのなら常軌を逸している。Jリーグは協会傘下の1組織。どうやったら日本のサッカーがいい方向に行くか、一緒に考えていかないと」と話した。 鬼武チェアマンは日本協会が求めるJリーグの「秋春制」移行についても「2010年からの実施は困難」と表明している。犬飼会長は帰国後、早急に鬼武チェアマンと会談し、一連の発言の真意を確かめる意向を明らかにした。