ところで、米を洗ったり、浸しておいたりする際の水温によって、炊き上がりは変わるのだろうか。また、冬のお米の扱い方も気になるところだ。 冬によりおいしいご飯を炊き上げるには、何かコツがあるはずに違いない。そこで、お米マイスターに冬場の米を扱う注意点と、よりおいしく炊くコツを教えてもらった。 米の炊き上がりと水温との関係 冬は米を研ぐ水や、浸す水の水温が低くなるが、これにより炊き上がりは変わるのだろうか。ミツハシライスの五つ星お米マイスター金間正剛さんと白井玲子さんに聞いてみた。 「水温が低いことは、研ぐ際に特に影響が出ることはありません。ただ、浸漬する際には、お米の吸水スピードが遅くなります。そのため、冬場以外の通常の浸漬時間では、ご飯が硬く炊き上がる可能性があります。場合によっては、芯が残ってしまうでしょう」 冬場は水温だけでなく、より空気も乾燥する。これによる米への影響もあるそうだ。 「