所用で自宅周辺をGoogleマップで見ていたら “マ・メゾン”という物件がいくつかあることに 気が付いた。 言うまでもなく、連想するのはこいつである。 漫画のほうではひらがなだったけれど。 当時、僕は関西に住んでいて 「マ・メゾン」なんていう 洒落た名前の物件にお目にかかる機会はなく、 それでも未練たらたら、 電話帳で「マ・メゾン」や「一刻館」を 探してみる、というようなこともやっていた。 今から思えば、 例え「一刻館」というアパートがあったところで 東久留米や中野でないのならば “たまたま同じ名称”のアパートに過ぎず、 何の価値もないのであるが 少しでも作品世界に近づきたかった青年の 切ない行為とご笑納いただければ幸いである。 さて、今回は「めぞん一刻」というタイトルと 「一刻館」というアパート名についてだ。 重鎮のファンの方や 数々の大御所サークルによって 幾度となく語られてきたとは思