お盆が終わって、世の中はまた日常へ戻ろうと しています。地震やら台風やらありましたけど 明日は月曜日。 さて今回は『夢の終わり』のレビュー最終回です。 前回はこちら。 大眼が己を振り返って自省の言葉を述べているのに 問答無用でいきなり散弾銃をぶっ放すじいさん。 俺が法律だ! そしてたじろいだものの 撃つこと自体には異論は挟まない真魚。 この辺りは作者の哲学があるのかもしれないな。 撃たれた痛みで頭がフットーしちゃった大眼は じいさんに襲いかかる。 傍らでじいさんの猟犬が悲鳴をあげているけれど、 こういう場面での高橋留美子氏の書き文字は ギャグのつもりなのか、 シリアスに書きたいがそうならなかったのか、 判断に困るなー。 カタカナで書かなかった辺り、 作者のイタズラ心があるような気もするけれど。 懐柔しようと追いすがる真魚を 鋭い爪で振り払う大眼。 実際にヒグマあたりに引っかかれると 致命傷