ここでは四つの案を示したいと思います。 方法1:フラット・ファイルでも容易に実装可能なデータアクセス・インタフェースを設定 レジ・アプリケーションではデータアクセス層に共通インタフェースを設定し,その実装部分に実行環境の違いを閉じ込めました。この考え方をそのまま集計アプリケーションに適用したのが方法1です。フラット・ファイルにはSQLを利用できませんので,設定できる共通インタフェースは「getRecordNext」(データを1件ずつ順番に取得)といった単純なものにならざるを得ません。これならフラット・ファイルであっても容易に実装できます(図4)。 ただ,この方法には大きな問題がありました。RDBMSを用いても処理性能が低くなることです。実装したい機能は,「その日に売れた商品の売り上げトップ10を一覧表示する」といったものです。しかし,getRecordNextといった単純なインタフェースだ
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