南米チリとペルーの国境付近の太平洋岸(2008年1月10日撮影)。(c)AFP/MAX FERNANDEZ 【8月16日 AFP】米国とスウェーデンの研究者は15日、海洋生命が生存できない「死の海域」が過去50年間にわたり増加を続けており、現在までに世界各地の沿岸部400の水域にまで拡大したと発表した。 米バージニア(Virginia)州ウィリアム・アンド・メアリー大学(College of William and Mary)のロバート・ディアス(Robert Diaz)氏とスウェーデンのイエーテボリ大学(Gothenburg University)のRutger Rosenberg氏が科学誌サイエンス(Science)に発表した。 死の海域では、水中の酸素が欠乏したことにより生態系が消滅する。このような海域は1960年代から10年ごとに倍増しているという。 現在ではバルト海(Baltic