井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)で現在、数十年に一度だけ花をつける「アオノリュウゼツラン」が開花している。 「アオノリュウゼツラン」はリュウゼツラン科の植物で、一生に一度だけ花を咲かせて枯死してしまう一回結実性植物。メキシコを中心に米国南西部と中南米の熱帯域に自生し、日本には江戸時代に渡来したとされている。「竜舌蘭」という名前は、葉が肉厚で鋭いトゲを持つことから、伝説の生き物である竜の舌になぞらえてつけられた。熱帯地域で10~20年、日本では30~50年ほどで開花する。 1962年、開設したばかりの同園熱帯鳥温室に植えられた同花の株は、1994年に改修工事をした際、同温室入り口前のユーカリの下に移植された。現在は大小2株が植えられている。 花茎が見つかったのは今年5月23日頃。大きい方の株はすでに花茎が1.5メートル以上にも伸びていて、小さい方は葉の中
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