フタユビアンフューマ 数ある両生類の中でも断トツに特異な存在です。ウナギのように長い体に、申し訳なさそうに生えた足、いつも笑っているようなニンマリ顔。物陰に隠れがちな有尾類にしては物おじせずに良く動く、などなど魅力が目白押し。学生時代に飼育していたこともあり、個人的に思い入れの深い種でもあります。 トウキョウダルマガエル 前者とは逆に、一般的なカエルの特徴を兼ね備えたキャラです。陸にいても水にいてもさまになるたたずまいに、美しい色彩、なかなか立派なサイズ。 本来ならばこれに身近さもプラスなのですが、関東南部では急速に数を減らしているため、むしろ珍しさを感じる人の方が多いかも知れません。 本種は、警戒心の強さや逃げ足の速さ、どん欲な性格など、生き延びるために有利な性質をいくつも持っていますが、人為的な環境改変が本種の生活史を分断してしまっているのでしょう。想像ですが、冬眠に必要な環境の消失が