ドキュメンタリー映画作家の岩佐寿弥(いわさ・ひさや)氏が4日、脳内出血のため死去、78歳。葬儀は近親者のみで行う。後日、映画関係者によるお別れの会を開く。 昭和34年、岩波映画入社。39年にフリーとなり、「ねじ式映画 私は女優?」「眠れ蜜」などの作品を手掛けた。3日、昨年公開されたチベットの少年が主人公の「オロ」の上映会に出席し、宿泊先の階段から転落して頭を強打した。
森永乳業は28日、牛乳やヨーグルトなどを製造する子会社「清水乳業」(静岡市)を、来年3月末に解散すると発表した。生産効率化を目的とした生産拠点統廃合の一環で、今年10月末までに生産を中止し、中京工場や東京工場などに生産を移管していく。従業員74人(1月末現在)については、森永乳業グループを含めた企業への再就職支援を実施する。 また、乳飲料を生産する子会社「森永北陸乳業」(福井市)の福井工場を、今年9月末に設備改造し、国内外向けのビフィズス菌末の生産拠点に切り替える。乳製品の配送拠点としての業務は継続する。
小学校統合:八女市教委、黒木小など4校、来春統合へ 児童数減少止まらず /福岡 毎日新聞 1月19日(土)13時0分配信 八女市教育委員会は、同市黒木町内の黒木、木屋、笠原、大淵の4小学校を来春、統合する方針を決め、年度内に各地区で地域説明会を開催する。児童数の減少に歯止めがかからないためで、市教委学校教育課は「子どもたちのよりよい教育環境を整えるための決断」と話している。 同課によると、昨年5月2日現在の各校の児童数は、黒木203人▽笠原35人▽木屋63人▽大淵34人−−で、うち2校では既に一部複式学級を取り入れている。計画では14年4月1日から笠原、木屋、大淵の3小学校を黒木小に統合する。今後の通学方法や学習環境などは、学校関係者や保護者らでつくる統合推進委員会で検討していくという。 4小の統合については、各校の校長や地区代表者、保護者、有識者らでつくる統合在り方検討委員会で昨年から
16日、一宮競輪が64年の歴史に終止符を打った。ラストは天候に恵まれて絶好の競輪観戦日和になり、入場者数(4304人)今年度最高。全レース終了後のバンクウオークには1000人以上が参加し、バンクとの別れを惜しんだ。 中部地区で初めて競輪場の灯が消えた。一宮競輪場は16日の開催を最後に、64年の歴史に幕を閉じた。競輪場の廃止は2000年以降7場目となった。 一宮競輪場は1950年11月にオープン。日本選手権を4回、オールスター競輪を6回開催し、中部地区のメッカとなったが、平成に入ると景気の低迷やを受けて赤字が多くなり、2009年から市議会で競輪事業からの撤退が議論になり、13年12月の市議会で一宮本場での競輪開催の廃止が決定した。 日本競輪選手会愛知支部の支部長で、一宮をホームバンクにする一丸安貴(40)=愛知・70期・S2=は全レース終了後のあいさつで「(一宮バンクは)一番多く走り、
広島、長崎の原爆被爆者の中には、数十年以上経てから白血病や骨髄異形成症候群(MDS)と呼ばれる「血液のがん」を発症する人も多いが、広島大の研究チームはこうした「遅発性」の白血病などの原因遺伝子を特定し、米科学誌キャンサー・セル電子版に10日、発表した。 被爆者や放射線治療などで大量の放射線を浴びた人の中には、長期間たってから白血病やMDSを発症する例が多く、急性の発がんとは別のメカニズムがあると考えられてきた。成果は、被爆者の健康管理や白血病の早期発見、予防法確立に役立つと期待される。 広島大原爆放射線医科学研究所の稲葉俊哉教授と本田浩章教授らの研究チームは、MDSの患者に多い7番染色体の異常を調べ、同染色体上のSamd9Lという遺伝子に着目。共通の遺伝子を持つマウスを使い、Samd9Lを人為的に欠損させて影響を調べた。 その結果、通常のマウスは生後25カ月経過しても白血病やMDSで
JR有楽町駅前の果物店「有楽町百果園」で、看板娘として50年以上働き、街を見続けてきた利根川千代さん(82)が30日、退職した。利根川さんは「ここから流行が始まっていった。人間が人懐っこい街で、楽しかった」と振り返る。常連客は「寂しくなるね」と声を掛け、別れを惜しんでいた。 【昭和の貴重な写真】昭和36年12月撮影の有楽町周辺 「いらっしゃい、甘いですよ」「おまけしてあげるよ」。人一倍元気な声で客を出迎える。仕事中のサラリーマン、外国人、買い物帰りの女性らさまざまな客が立ち寄り、串に刺したカットフルーツなどを買っていく。 同店は1951年に開店。利根川さんは55年、社員募集の広告を見て応募した。近くにあった日本劇場の楽屋にはよく配達に行った。サインをもらうのが楽しみで、色紙を隠し持って。早朝は踊り子が果物を買っていった。「華やかだったね」と懐かしむ。 日劇で舞台技術をしていた墨田区
31日付朝刊で廃刊する常陽新聞を発行する常陽新聞新社=茨城県土浦市で2013年8月30日、福沢光一撮影 茨城県内で日刊紙「常陽新聞」を発行する常陽新聞新社(同県土浦市真鍋2、関野一郎社長)は30日、水戸地裁土浦支部に破産を申し立て、事実上倒産した。常陽新聞は31日付朝刊で廃刊する。負債総額は約1億2000万円。従業員31人は解雇される。 常陽新聞は1948年、「豆日刊土浦」として創刊し、53年に「常陽新聞」と改題した。経営難のため、2003年に旧常陽新聞社を清算し、営業権を譲渡された新社が新聞発行を継続してきた。実売部数は5000部未満となり、広告収入も落ち込んだことから、10年から給与の未払いが始まっており、8月末時点で計8カ月分の給与が未払いになっているという。【福沢光一】
福岡県宗像市は26日、同市田久の田久瓜ケ坂(たくうりがさか)遺跡の円墳(6世紀中ごろ)から出土したガラス玉(直径5ミリ)を分析した結果、古代ローマ帝国領内で製造されたローマガラスの特徴を持つことが分かったと発表した。玉の内部が内外2層で構成される重層ガラスで、層内に金箔(きんぱく)が施されている。国内での出土は京都府長岡京市の宇津久志(うつくし)1号墳に次いで2例目。九州では初。 1996〜97年に出土した遺物を、宗像市が奈良文化財研究所(奈良市)に分析を依頼。蛍光エックス線分析で、ローマの支配下にあったエジプトなどで採取された特殊な鉱物「ナトロン」が使われていると判明した。また、透明度を高めるための添加物質もローマガラスの特徴と一致した。 金層ガラス玉は馬具や鉄刀と共に石室に埋納されていた。分析した同研究所の田村朋美研究員は「紀元前後から4世紀ごろまでに製造されたガラス玉と思われる。
米国の作家、故J・D・サリンジャー(J.D. Salinger)氏の小説「ライ麦畑でつかまえて」(2010年1月28日撮影、資料写真)。 【AFP=時事】米紙ニューヨークタイムズ(New York Times)が25日に伝えたことろによると、小説「ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)」で知られる米国の作家、故J・D・サリンジャー(J.D. Salinger)氏の未発表作品のうち少なくとも5作品が新たに出版される見込みだという。 執筆続けていたサリンジャー氏 サリンジャー氏の作品が最後に発表されたのは1965年。同氏は人前にめったに姿を見せず、2010年に91歳で亡くなるまで米北東部ニューハンプシャー(New Hampshire)州で半世紀近くひっそりと暮らしていた。近しい関係者らは、同氏が執筆活動を続けていたと述べているが、何を執筆していたのかは長年謎に包
学生ユニオン結成の準備を進める岩井祐樹さん(左)と首都圏青年ユニオンの神部紅事務局次長=東京都内で、東海林智撮影 法令を無視した労働を強いる「ブラック企業」の対策に厚生労働省が乗り出す中、残業代の不払いや雇い止めといった「ブラックバイト」の被害に苦しむ大学生たちが、個人加盟の労働組合「首都圏学生ユニオン」を今月にも結成する。店の売り上げのノルマ達成に協力するため自腹を切らされるケースもあるといい、若者が協力し合って問題解決を目指す。【東海林智】 法政大の岩井祐樹さん(20)は、高齢の祖母と父との3人で暮らす。祖母は体調を崩し父も病気で働くことが難しい。家事をこなしながらアルバイトで学費をまかなおうと大手スーパーで働き始めたのは昨年8月だ。 ところが、職場では理不尽なルールがまかり通っていた。仕事の準備や片付け、着替えなどに10分以上かかることが多いのに、「就業前10分以内、終業後10分
出産の危険が高まる双子や三つ子などの多胎児を妊娠した際、胎児の数を減らす減胎手術の実施を公表している諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町、根津八紘院長)で、異常が見つかった胎児を選んで手術を行ったケースが、これまでに36件あることがわかった。 8日から大分県別府市で開かれる日本受精着床学会で発表される。母体保護法は減胎手術について定めておらず、国も具体的な指針を作っていないが、こうしたケースが初めて明らかになったことで、今後、議論を呼びそうだ。 同クリニックによると、減胎手術の理由は、ダウン症などの染色体の病気が25件、胎児のおなかや胸に水がたまる胎児水腫などの病気が11件だった。31件が不妊治療による妊娠だった。 いずれも、夫婦が「減胎できなければ、すべての胎児を中絶する」との意向を示したという。今回の減胎手術について、根津院長は「一人でも命を助けるために、やむを得ず行った」
海上から引き上げられる東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市から流された漁船=福井県坂井市三国町沖で、敦賀海上保安部提供 敦賀海上保安部(福井県敦賀市)は3日、福井県坂井市三国町の北西沖約76キロの日本海で、東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市から流された漁船を発見したと発表した。この漁船は6月中旬に沖縄県近海で確認されたが、天候が悪く、回収できなかったという。同保安部は、漁船が米国沖の太平洋を漂流後、フィリピン沖を経由して日本海に流されたのではないかと推測している。 【辛坊治郎さん】 10日からレギュラー復帰 読売テレビ 同保安部によると、3日午前7時10分ごろ、貨物船から「無人の漁船(長さ約5.6メートル、幅約1.5メートル)が浮いている」と通報があった。巡視船が現場で確認したところ、船に書かれた登録番号から気仙沼市の漁師、村上千代志さん(56)所有の漁船と分かった。 船は一部の塗料がは
熊本県警は1日、高校時代の同級生に執拗(しつよう)に面会などを要求したとして、福岡市の予備校生の少年(18)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。県警は少年が被害者の住所を知らなかったため、被害者保護のため逮捕状に被害者の住所を記載しなかった。 逮捕容疑は7月10日、熊本県内に住む女子大生(18)の携帯電話に、通信アプリ「LINE」で「お父さんの連絡先教えてくれ」とメッセージを送信。同24日にも「今からあってくれ」とメッセージを送り、義務のない行為を要求したとしている。少年は容疑を認めているという。 県警によると、少年は4月24日に女子大生の自宅に押しかけ、通報を受けた熊本北署が始末書を書かせ口頭で警告した。女子大生はその後転居したが、少年は計70〜80回ほどメッセージを送信していたという。 神奈川県逗子市で昨年11月にあったストーカー殺人事件で、警察が逮捕状を読み上げたために容疑者
1945年3月の神戸大空襲は米軍の無差別空爆ではなく、住宅密集地を徹底攻撃し、住民を標的にしたものだったとの調査結果を、日本の空襲史を研究している中山伊佐男さん(83)=東京都在住=がまとめた。中山さんは「米軍は狙いを定めず都市を爆撃したと言われているが、実は緻密に計画し、住民を徹底的に標的にしていた。無差別という言葉を使うと空襲の本質を見失ってしまう」と指摘している。 神戸大空襲は3月17日未明にB29爆撃機309機が来襲。兵庫区や長田区など神戸市西部を中心に焼夷(しょうい)弾を投下した。約2700人が亡くなり、6万9000戸が被災した。 中山さんは米軍が1943年秋ごろに作成した「焼夷攻撃データ」に着目した。データは、日本側が作った地図や写真のほか、火災保険額の査定資料といった空襲目標施設の詳細な資料まで加味されていた。米軍はこれを基に、住宅の密集度が40%を超える地区を高密度居住
日本国籍を持つ子供がいるのに、名古屋入国管理局が強制退去処分としたのは違法だとして、日本に不法滞在していたフィリピン人男性(34)が、国を相手取り、処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が18日、名古屋地裁であった。 福井章代裁判長は「強制退去処分は家族関係を軽視するもので、入管の判断は裁量権の逸脱、乱用で違法だ」と述べ、処分を取り消すよう命じた。 判決によると、男性は2006年3月、15日間の在留期間で入国し、期限が来ても出国せずに不法滞在となった。10年3月に日本国籍を持つ男児(9)のいるフィリピン人女性と結婚したが、11年10月に入管難民法違反(不法残留)容疑で逮捕され、退去処分を受けた。 福井裁判長は判決で、男児が日本での生活を希望していると指摘した上で、「母子だけでの生活は困難で、母親も帰国すれば、男児はフィリピンで生活することとなるため、(男性に)在留特別許可を与えるべき事
共同、朝日記者を起訴猶予へ=取材で不正アクセス容疑―PC遠隔操作事件・東京地検 時事通信 7月10日(水)2時32分配信 遠隔操作ウイルス事件で、「真犯人」を名乗る人物が使ったフリーメールのサーバーに不正アクセスしたとして書類送検された共同通信社と朝日新聞社の記者計5人について、東京地検は9日、近く起訴猶予処分とする方針を固めた。 関係者によると、5人は任意の事情聴取に対し、いずれもアクセスしたことを認めている。取材目的だったことから、地検は悪質性が低いと判断したとみられる。 5人は昨年10〜11月、遠隔操作事件で使われたメールアドレスのサーバーに他人が設定したパスワードなどを勝手に入力して接続したとして、不正アクセス禁止法違反容疑で先月、書類送検された。
広島赤十字・原爆病院。建て替え計画に伴い、被爆者の臓器標本の取り扱いに頭を痛めている=広島市中区千田町1丁目 【後藤洋平】広島赤十字・原爆病院(広島市中区)が、保存する被爆者の臓器標本の扱いに頭を痛めている。建て替え計画に伴い保存場所が狭くなるうえ、ホルマリン漬けの標本は長年経つと研究に使えなくなるからだ。「被爆者が生きた証し」として大切に保存してきたが、将来の「廃棄」も現実味を帯びてきた。 同病院解剖棟の2、3階には、計約300平方メートルのスペースにバケツ型の保存容器が整然と並ぶ。ホルマリン漬けの臓器標本などは約20万点。うち被爆者の標本は2万8275点にのぼる。 病院は57年前から、死因がはっきりしない患者や手術で摘出した臓器標本をすべて保存。被爆者の標本はがんの研究などに生かしてきたが、金岡峰夫事務部長は「人類史上初の核兵器の被害者が生きた証しを捨てるという発想がなかった」と説
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く