タグ

ブックマーク / erlkonig.hatenablog.com (2)

  • 2008年のまとめに代えて、『ハローサマー、グッドバイ』感想 - 魔王14歳の幸福な電波

    今年は時間的な問題で例年ほどたくさんの小説を読めませんでしたけど、それでもいくつかの"凄い"小説に触れることができました。それは『北方水滸伝』であり、『笑傲江湖』であり、『闇の公子』であったと思います。いずれの作品も、私の頭の中にある「読書」という概念のありかたを、また少し変質させてくれました。 ただ、今年読んだこれらの作品の中でベストとなるものをあえて一冊を選ぶなら、およそ30年も前にマイクル・コーニイによって著され今年日で復刊された『ハローサマー、グッドバイ 』を私は挙げます。 ある意味では不幸なことに、作はそのすばらしさを具体的に説明できる種の作品ではありません。なぜなら作は描写力や表現力といったものを何よりの武器としていて、何かぱっと聞いて分かりやすい掴みや売りを持っているわけではないからです。たとえば作を青春小説SF小説と呼ぶことは可能でしょう。でも、そういった言葉は結

    2008年のまとめに代えて、『ハローサマー、グッドバイ』感想 - 魔王14歳の幸福な電波
    ruru27
    ruru27 2014/04/18
  • 「物語感覚」は普遍的ではないのかもしれない - 魔王14歳の幸福な電波

    5分で物語を作れるにようになるコツ リンク先の話題は非常に初歩的な話ですが、物語を実作するにあたってこういうところから入っていく姿勢は、大塚英志さんの物語論っぽいなと思いました。 大塚英志さんのやってる「物語論」のことは、ずっと不思議に思っていました。ああいうのは物語の批評的な意味での高度な分類やそれを肴にした与太話、または実利を度外視して分析のための分析に特化した高級学問としてけっこう面白いんですけど、それを実作に役立つものとし、「実用書」と銘打って『ストーリーメーカー』みたいなを出すのはどうなんだろう……と、ちょっと理解に苦しんでたんですね。これは大塚さんが単に変な人なだけなのか、それとも当に(需要だけでなく)効果のあるものなんだろうかと。 たしかに、物語を成立させるためには最低限の物語構造は必要*1なのですが、それは「車はタイヤが4つないと走れない」というようなものだと思うんです

    「物語感覚」は普遍的ではないのかもしれない - 魔王14歳の幸福な電波
  • 1