国内高炉、増強抑制も 新日鉄社長「ポスト京都」次第で2008年4月23日2時54分印刷ソーシャルブックマーク インタビューに答える新日鉄の宗岡正二社長=東京都千代田区大手町、高山顕治撮影 新日本製鉄の宗岡正二社長は朝日新聞のインタビューで、鋼材価格を1トン約3万円引き上げ、史上最高の約11万円に値上げする方針を正式表明した。温室効果ガスの排出削減の枠組み次第では、国内生産の拡大を抑えざるを得ない、との考えも示した。 ――現在の経営環境をどうとらえていますか。 景況感の悪化と資源高、二酸化炭素の排出削減という三つの問題に直面している。 ――資源高への対応は。 鉄鉱石、石炭などが軒並み急騰し、08年度の調達コストは新日鉄だけで07年度より約1兆円も上がる。顧客に1トン3万円の値上げを要請する。顧客と協力して鋼板の種類を減らすなどコスト圧縮にも努めるが、時間がかかるし、吸収し切れる金額でもない。
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