平成の名作が復刊 作者の高畑京一郎(たかはたきょういちろう)は1967年生まれのライトノベル作家。第1回電撃ゲーム小説大賞の金賞を受賞した、1994年の『クリス・クロス 混沌の魔王』がデビュー作。電撃ゲーム小説大賞系の作品でありながら、いきなり文庫ではなく単行本で作品が刊行されたことで当時注目を集めた(同年の大賞受賞作『五霊闘士オーキ伝』は文庫でリリースされていたのに)。 『タイム・リープ あしたはきのう』は1995年刊行の、高畑京一郎の第二作である。『クリス・クロス』同様に、まずは単行本形態でリリースされた。それだけ、当時の電撃編集部が自信をもって世に送り出したということなのだろう。イラストは衣谷遊(きぬたにゆう)によるもの。 タイム・リープ あしたはきのう 作者:高畑 京一郎 メディアワークス Amazon 翌、1996年には電撃文庫版が登場した。文庫化に際して上下巻に分冊されている。