伝統国フランスで名立たるスターが袖を通したマイヨアルカンシエルに、いまをときめくプリンスが肩を並べた。イタリア・イモラで開催されたUCIロード世界選手権は、現地時間9月27日に最終種目の男子エリートロードレースを実施。258.2kmで争われた今年の世界ナンバーワン決定戦は、最大の勝負どころ「チーマ・ガッリステルナ」でアタックを成功させたジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が、最後の11kmを独走。そのまま逃げ切り、自身初めてとなる世界選手権制覇。マイヨアルカンシエルを戴冠した。日本勢は、新城幸也(バーレーン・マクラーレン)がスタート直後に形成された先頭グループでレースを展開。約170kmにわたる逃げで魅せた。 UCIロード世界選手権・男子エリートロードレース。急坂区間「チーマ・ガッリステルナ」でアタックを決めて最後の11kmを独走したジュリアン・アラフィ