2013年に打ち上げ予定の人工衛星「ALOS-2(エーロス2)」。地図作成や資源探査など幅広い分野で活躍した地球観測衛星「だいち」(2011年5月に運用停止)の後継機として期待されている 提供:JAXA 宇宙に関わる仕事に憧れを抱く人は多いけれど、宇宙飛行士はあまりにも“狭き門”。それ以外にどんな仕事があるのだろうか? 『宇宙就職案内』(ちくまプリマー新書)の著者・林公代さんに話をうかがった。 「代表的な職場といえば、やはり宇宙航空研究開発機構(JAXA)や宇宙関連企業でしょう。ロケットや人工衛星の開発、宇宙と交信を行う管制官など、宇宙に関わる様々な仕事があります。あとは、国立天文台。天体望遠鏡で宇宙を観測したり、宇宙の謎を解き明かす理論を考えたりするのが主な仕事ですね」 となると、やはり理系の専門知識がないと厳しい…? 「そんなことはありませんよ。実はこれからの宇宙開発に一番必要な