2016年12月発行 Vol.36 No.3 通巻130号CAM CAMとは、Computer Aided Manufacturingの略で、CAD(Computer Aided Design)で設計した製品を量産するための金型や部品を製作するシステムの総称です。主な役割は、金型を削り出す工具の刃先を機械制御するための「加工データ」の作成です。この加工データの良し悪しが、金型の品質や製作の安全性、効率性を大きく左右します。 本号では、ものの形をつくるための重要な基礎となるこの金型製作にスポットを当て、日本ユニシスグループのCAD/CAMシステムであるCADmeisterと、それをベースにCAM機能を強化した次期CAMについて、事例を交えて解説します。 日本ユニシスにおけるCAD/CAMシステムの歩み藤井 省,長岡 紀,小川 隆則 日本ユニシスは1965年にCAMシステムAPT/1100の提