call/cc を使って簡単な Coroutine を作ります。call/cc 入門だと思ってもらえれば幸いです。 coroutine とは ここでは coroutine を「実行の途中でリターンでき、さらにそこ(実行の途中)から再開することが出来る何か」の意味で使用します。適当な疑似言語で書くと次の通り。関数の途中でのリターンを suspend(), 途中からの再開を resume() で表すことにします。 ここでは、これを scheme の call/cc を用いて表すことを目指します。 call/cc とは call/cc とは、call-with-current-continuation という scheme の関数で、「現在の継続(current continuation)を生成し、それを関数に渡してその関数を実行する」ものです。読者の殆どは「継続」についてよく知っているかもしれ