大阪府豊中市の私立箕面自由学園高校は12日、京都府宇治市内で8日にあったアメリカンフットボール部の練習試合で、3年生男子部員(17)が熱中症の疑いで倒れ、死亡したと明らかにした。同校は全国大会に出場する強豪校だが、休部も検討するという。 同校によると、8日は午前9時半から、私立立命館宇治高校グラウンドで同校と練習試合があった。午前11時20分ごろ、出場中の男子部員が倒れた。校舎の日陰で休んでいたが、嘔吐(おうと)したため、同40分ごろ、救急搬送した。搬送時は意識があったが10日午前、死亡したという。気象庁によると、近接する京都市では8日は午前8時40分から30度を超え、11時20分は32.9度だった。 同校の後藤彰俊教頭(58)は「処置に問題があったと思っていないが、大変残念だ。再発防止を徹底したい」と話した。同校は部員約70人。日本アメリカンフットボール協会によると、同校は全国高校選