正直なところ、もっとも恐れていたことが起こった、という感じです。 テレビなどで「乙女ロード」が取り上げられるようになってから、ずっと懸念していたことがありました。それは、メディアによっておたく女性が白日のもとにさらされ、間違った紹介をされ、好奇の視線にさらされ、結果として女性の表現に大きな障害が生まれるのではないかということです。私は女子じゃないので言える立場にないのかもしれませんが、女性向けコンテンツを大量に摂取し、楽しみ、分析している身。原告適格を認めていただきたいものです。 で、この本ですが、 「裏をとってる情報が非常に少ない…印象や一般化できない例で語っている」 「2ちゃん情報を鵜呑みにしている」 「そもそも間違いが多すぎる」 「腐女子の多様性を無視し、単純なものとしてカテゴライズしようとしている」 という、重大な問題を抱えています。AmazonとBK1の書評で書いたので、ここでは