連載目次 Checked Cとは Checked Cは、C言語(以下、単に「C」とする)に境界チェック機能が追加されたもの。マイクロソフトが開発し、オープンソースなプログラミング言語として公開されている。本稿執筆時点(2016年6月28日)では、その仕様書のバージョンは0.5となっている。 Cでは、ポインターと配列を同一視できる(ポインターを使って配列=メモリ上の連続した領域をアクセスできる)場面がある。このことは、プログラミングを容易にする面がある一方で、バッファオーバーランなどのエラーの種にもなる。Checked Cは配列やポインターでアクセス可能な範囲(境界)を定め、境界チェックを行うことにより、より安全にプログラミングを行えるようにするものだ。 また、Checked Cでは、既存のCコードはその意味を変えることがなく、そのまま実行できることを目指しており、従来のCコードとCheck
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