マイクロソフトは、COVID-19の影響により、サイバーセキュリティ分野でデジタル・トランスフォーメーションが加速していることを報告した。以下は同社のブログからの抄訳・抜粋となる。 同社はインド(IN)、ドイツ(DE)、英国(UK)、米国(US)の従業員500人以上の企業に勤務する約800人のビジネスリーダーを対象に、パンデミックの脅威に対する見解、予算や人員配置への影響、パンデミックが引き起こす長期的なサイバーセキュリティの変化について調査を実施した。 この結果、多数の企業がいまだにフィッシング詐欺の被害を受けていること、COVID-19への対応でゼロトラストのようなクラウドベースの技術とアーキテクチャが今後の重要な投資分野となることがわかった。 生産性の向上と脅威の軽減 パンデミックによるパラダイムシフトで最も深刻とされたのが、ユーザ名とパスワードによる基本的な認証方法に限界がきている