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ブックマーク / mgkkk.hatenablog.com (3)

  • 漫画における「絵が上手い」という意味関連 - 漫画皇国

    漫画の絵は象形文字に近いと考えています。つまり、漫画における絵は、「読む人に対して意図した意味を伝えるための手段」であるということです。 そう考えたときに、漫画における「絵が上手い」という言葉が意味するところは、単純な一枚絵としての絵画的な意味とは異なることになります。作者が意図した意味がそこに込められているなら、その絵によって意図した通りに伝われば上手いし、伝わらなければ下手ということになるからです。どれだけデッサンが整っていても、細密でも、光の描き方が正しくても、見たこともない独自性があったとしても、意図した通りに伝わらなければ、それは下手だということです。なぜならその絵は、求められている機能を果たしていないからです。 しかし、実際にはそこには単純に良し悪しを判断できない難しさがあります。なぜなら、作者がその絵を通して伝えたかったものは、作者しか完璧には把握していないからです。なので、

    漫画における「絵が上手い」という意味関連 - 漫画皇国
    ryokuchan
    ryokuchan 2024/07/02
    自分もあのコメント「岩明均は絵が上手いほうじゃない」を見て「!?」となった 漫画を読んで読み取る情報は人それぞれなんだな
  • 「ナチュン」から何を読み取るかという話 - 漫画皇国

    ウィトゲンシュタインは「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」と言ったといいます。ちなみに、僕はこの言葉の登場する「論理哲学論考」を読んだことがありませんから、僕にとってはこの言葉自体が既に語りえぬものです。この語りえぬものという言葉の使い方が正しいのかも分かりません。 さて、都留秦作の「ナチュン」を連載で読んで、単行で読んで、その後も定期的に読み返しているのですが、この漫画をどのように語っていいのかが僕には未だにさっぱり分かりません。ただ確信を持っているのは、この漫画が大変面白い漫画であったということです。それは、「ある意味」とか「考え方によっては」というようなものではなく、読後に「面白かった!!!」という感想を単純に持ったということです。しかし、その面白さがどのようなものであったかを言葉で言い表すことが全然できないのでした。これはおそらく僕だけの問題ではなく、インターネット

    「ナチュン」から何を読み取るかという話 - 漫画皇国
    ryokuchan
    ryokuchan 2022/03/26
  • 漫画の中国拳法描写について(追記あり) - 漫画皇国

    「新暗行御史」というサンデーGXで連載されていた漫画があります。この漫画は、昔の韓国とファンタジー世界をミックスしたような世界を舞台にしていて、暗行御史(アメンオサ)という素性を隠した秘密の行政査察官のような人を主人公としている面白い漫画です。さて、この漫画韓国人の原作者と漫画家のコンビによって描かれているのですが、作中に「合気(ハプキ)」という技が登場します。合気道(ハプキドー)という武術は実際に韓国に存在していて、それは日の合気道と同じ大東流合気柔術を源流としたものだそうなのですが、新暗行御史における合気は、それとも異なり、気合のようなもので離れた敵を攻撃することができる超能力的な技として描かれているのでした。 その超常的な技に合気という名前がついていることに幾分かの違和感があったのですが、もしかするとこの感覚は中国人にとっての、「日漫画の中の中国拳法の描かれ方」と似ていたりす

    漫画の中国拳法描写について(追記あり) - 漫画皇国
    ryokuchan
    ryokuchan 2014/06/20
    面白かった
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