1940年、東京市大森区北千束で生また。1960年、東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を卒業[1]。東京大学理学部物理学科で学び、1964年に卒業した[2]。そして、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻に進み、1969年に博士論文『(La[1-x]Ca[x])Mno3の研究』を提出して理学博士号を取得し[3]、卒業した。 卒業後は、母校の東京大学理学部物理学科の助手に就いた。1971年より電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)に出向[2]。1997年からは理化学研究所脳科学総合研究センターでグループディレクターを務めた[2]。 学界では、1998年より日本生物物理学会会長を務めた[4]。2003年に肝炎のため62歳でこの世を去った[5]。講演では決まって「脳を活性化するのは愛です」と話す松本は、明るい人柄で慕われた。 物性物理学(磁性体の研究)から、生物物理学へと研究