トップ > 政治 > 紙面から一覧 > 記事 【政治】 民主と公明、急接近 参院選後の思惑一致か 2010年2月27日 朝刊 民主党と公明党の距離が、政策面で徐々に縮まってきている。際立つのは鳩山由紀夫首相の公明党に対する厚遇ぶり。双方ともに夏の参院選後を見据えた思惑も見え隠れする。 首相は24日、公明党の山口那津男代表と官邸で会い、介護政策の提言を受けた。会談は予定時間の倍の40分間に及び、首相は「大いに参考にしたい」と応じた。単なる社交辞令でないことは、すぐに長妻昭厚生労働相を呼び、政策への反映を指示したことが物語る。 首相は国会でも、公明党が呼びかける政治資金問題の与野党協議機関設置に「賛成する」と前向きな発言を連発。もともと両党の立場が近いといわれる2つの政策分野で急接近した形だ。 参院選で単独過半数を目指す民主党にとって、首相と小沢一郎幹事長の政治資金問題が逆風となり、暗雲が漂っ