地元テレビ局のリポーターとカメラマン(ともに白人)が26日早朝、生中継中に同じテレビ局の元リポーターの男に射殺された。 撃たれた瞬間が映像で捉えられたことで、改めて銃社会の現実を突きつけられた感が強い。ベスター・フラナガン容疑者(黒人)は自殺した。 同容疑者は自殺する直前、23ページに及ぶファクスを他局に送り、犯行の動機を公表。2013年にテレビ局を解雇された個人的な不満だけでなく、今年6月17日にサウスカロライナ州で起きた黒人教会での射殺事件に「怒りが増した」と記していた。 米国を悩ます銃と差別 男は黒人教会事件の2日後、白人社会に報復するために短銃を購入していた。それから約2カ月間使う機会をうかがい、先週元同僚に銃口を向けたのだ。 この事件は米社会の根深い2つの社会問題に再び光を当てることになった。 1つは人種問題であり、もう1つは銃所有の問題である。当欄では銃所有の問題に焦点を当てた