「アッコちゃんは世界一」という漫画が空前のバズを見せている。 PV数はpixivだけで既に40万PV超。Twitter等でのインプレッションを含めればその数倍にもなるだろう。これらの数字はオリジナル創作ジャンルにおけるバズとしてはほぼ最大規模と言うべきもので、ちょっと生半可な数字ではない。未読の方はぜひ読んでみてほしい。 ヒット作品はその時代の精神を映すと言われている。文芸批評が過去数世紀に渡って真剣に受け止められてきたのもそれが理由だ。「アッコちゃんは世界一」もまた過去のヒット作と同様に、時代精神(の少なくとも一部)を表しているように筆者には感じられた。 本稿は「アッコちゃんは世界一」を題材に、女性の自由における二律背反について綴っていく。 「アッコちゃんは世界一」あらすじ「アッコちゃんは世界一」は二人の女性の物語だ。 快活で気の強い主人公のナス。美人だが気が弱く自分の意志をなかなか表せ
![女が「自由」になれない理由|小山(狂)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d6ff0aea468fc131ba019233e1a432a87b2e0db4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F66226450%2Frectangle_large_type_2_ab6cda0c34e98bbcac10886a22834f13.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)